「薬学」管理(薬歴作成・調剤報酬)

概要

効果的な薬物療法を行う為には、薬歴による、スタッフ間での適切な患者情報の共有が求められます。

本研修では、個々の患者に適した薬物療法を行う為に必要な考え方をケースを活用し、学習します。

対象者

新人~若手薬剤師
アセスメントの対象が分からず、画一的な薬歴記載となっている方
患者様の治療に役立つ薬歴作成について課題認識のある方

研修のねらいとゴール

■研修のねらい
1.患者毎に、繋がりのある薬歴を作成する事の意義を理解する。
2.アセスメントの着眼点、アセスメント、服薬指導のポイントを体験的に理解する。
3.薬歴管理に係る調剤報酬点数を理解する。

■研修のゴール
薬歴の意義、作成、管理のポイントを理解する事により、患者の治療に役立つ薬歴を作成する為に、自分が啓発すべき事が明確になっている。

プログラム

「薬学」管理(薬歴作成・調剤報酬):4時間
■オリエンテーション
  • ・薬歴とは・薬歴の意義
  • ・薬歴記載事項と記載方法(SOAP形式)
■実習「重篤な副作用・検査値推移」
  • ・服薬指導や服薬期間中のフォローアップにおける重点ポイントを学習する。
■講義・実習「アセスメントの着眼点・アセスメント・服薬指導」
  • ・収集した患者情報(先確認情報)におけるアセスメントの着眼点を学習する。
  • ・処方箋・先確認情報・過去薬歴を用いた事例検討を通して、患者個々に合った服薬指導を学習する。
■講義「調剤報酬点数表における留意事項」
  • ・厚労省資料「保険調剤の理解のために」を活用し、調剤報酬点数表における留意事項を学習する。
■講義「個別指導における指摘事項」
  • ・個別指導チェック項目及びその具体例を学習する。
■講義「薬歴記入」
  • ・電子薬歴3原則・薬歴記載方法・薬歴管理に係る調剤報酬点数を学習する。

受講者の声

今まで薬歴を何となく書いていたが、良い薬歴は次に投薬する薬剤師にとって患者さんに何を聞けば良いかが分かりやすく、そしてそれが患者さんの為になる事が分かった。

処方箋全体や患者背景から患者様の状況を理解する力を身に着ける必要があると感じました。

薬歴の意義や作成する上での細かい注意点や、ポイントなどを細かく学ぶことで、表面的な部分しか把握できていなかったと痛感しました。

実際の処方箋を扱うようにワーク出来たのがわかりやすく、気づける部分も多かったのがよかった。

薬剤師研修をご検討されている方へ