多職種連携の際のコミュニケーション研修

概要

在宅業務を初めとして、他職種との連携場面においては、様々な価値観を持つ利害関係者と共に、ゴールに向かって「足並みを揃える」為のコミュニケーションが必要です。

本研修では、他職種と協働する際に求められる考え方や方法論を、実務場面を想定した実習を活用し、学習します。

対象者

在宅業務に取り組んでいる方・今後取り組む予定のある方
他職種とのコミュニケーションに課題認識のある方
他職種が参加する会議での立ち振る舞いに課題認識のある方

研修のねらいとゴール

■研修のねらい
1.多職種連携の実状と課題を理解する。
2.多職種連携の際の考え方・方法論について体験的に理解する。
3.「分かっている事」と「できる事」の差に気づく。

■研修のゴール
多職種連携の課題と解決策を理解し、 「分かる」と「できる」の差に気づく事により、自分が啓発すべき事を明確にする。

プログラム

多職種連携の際のコミュニケーション研修:4時間
■オリエンテーション
  • ・薬局薬剤師が直面する変化
  • ・薬剤師に対する他職種の現状認識と期待
■実習「山登り」
  • ・他職種間で足並みを揃える際のポイントを学習する。
■実習「価値観交流」
  • ・他職種との相互理解を図る際の考え方を学習する。
■ケーススタディ「医療チームにおける薬剤師の在り方」
  • ・患者対応を協議する場面を題材に、他職種とコミュニケーションをとる際のポイントを学習する。
■理解度確認テスト
  • ・重要ポイントをテスト形式で再確認する。
■振り返り「気づき・学びの整理」・アンケート記入
  • ・本研修を通して気づいた事(成長の為の課題)、気づいた事を踏まえ店舗で実践する事の2点を整理する。

受講者の声

一番大事なものが「健康」でない人もいるという言葉にハッとさせられた。患者様や他職種の方と話す時も、自分自身の価値観を押しつけないように気をつけたい。

これまでは「加算をとる」ことが目的になりがちだったが、患者様のより良い治療・生活の為に薬剤師としてなにができるか、どんな情報を誰と共有することが必要か、よく考えてトレーシングレポートや服薬フォローを行いたい。

在宅などで患者の治療を考えた時、治療を進めていくことも大事だが、患者様が何を目指しているか念頭に置いて他職種で意見を出し合い全員で納得して事を進めていくのに必要になると感じました。

薬剤師研修をご検討されている方へ